名古屋で複数不動産を相続した場合の登記手続きの流れ


はじめに|不動産が複数あると手続きはどうなる?

「実家と土地を両方相続した」「親名義の不動産が複数あった」
──そんなケースでは、相続登記の手続きが少し複雑になります。

名古屋市内でも、戸建住宅・駐車場・賃貸用不動産などを複数所有していた方の相続では、
登記の申請先や書類の数が増えるため、手続きの順序を整理することが大切です。

この記事では、名古屋の司法書士が、複数不動産を相続した場合の登記の流れとポイントをわかりやすく解説します。


1. 複数不動産をまとめて登記できるの?

結論から言うと、同一の相続人による相続登記であれば一括申請が可能です。
つまり、同じ人が複数の不動産を相続する場合、1回の登記申請でまとめて手続きできます。

ただし、所在地が異なる場合(例:名古屋市と日進市など)は、
それぞれの管轄法務局への申請が必要です。


2. 登記の管轄を確認する

名古屋市内には複数の法務局支局があります。

所在地

担当法務局

中区・昭和区・千種区など

名古屋法務局(本局)

緑区・天白区

名古屋南支局

港区

名古屋西支局

司法書士は不動産の地番をもとに、どの法務局が担当かを調べ、
まとめて申請できるものをグルーピングします。


3. 登記申請の流れ

複数不動産を相続した場合の一般的な流れは次の通りです。

  1. 相続人の確定(戸籍調査)

  2. 不動産の特定(登記事項証明書の取得)

  3. 遺産分割協議書の作成

  4. 登記申請書の作成

  5. 法務局へまとめて申請

  6. 登記完了後、登記事項証明書を受領

司法書士はこの全過程を一括代行できるため、
複数件を同時に処理してもスムーズに進められます。


4. 登録免許税の計算方法

登録免許税は、不動産の数だけ課税されます。
ただし、同時申請の場合でも、各不動産の固定資産評価額の合計をもとに計算します。

登録免許税 = 各不動産の固定資産評価額 × 0.4%

複数の不動産をまとめる場合、司法書士が評価証明書を整理し、
正確な税額を算出します。


5. よくある注意点

① 名義がバラバラにならないようにする

不動産ごとに相続人を変えると、将来の管理や売却が複雑になります。
司法書士と相談のうえ、名義を整理しておくと良いでしょう。

② 登記簿上の地番と住所は別物

郵便住所と登記地番が異なるケースが多いため、
名古屋市の固定資産課税台帳で確認が必要です。

③ 共有登記は後のトラブルの原因に

「とりあえず兄弟で共有にしておく」と、
将来的に売却や名義変更が困難になることがあります。
司法書士は将来の見通しも踏まえた分割案を提案します。


6. 複数不動産登記のメリット

  • 手続き・書類を一度にまとめられる

  • 登録免許税や報酬がまとめて精算できる

  • 名義統一で管理がスムーズ

  • 登記簿の整合性が保てる

司法書士に依頼すれば、書類の整理から法務局申請まで一括対応でき、
手間もコストも抑えられます。


7. まとめ|複数不動産の登記は早めに整理を

  • 同一相続人ならまとめて登記できる

  • 管轄法務局が異なる場合は分けて申請が必要

  • 評価証明書と遺産分割協議書の整理がカギ

  • 将来の売却や管理を見据えた登記が重要

名古屋で複数不動産を相続した場合は、
登記とあわせて税務・管理の観点も踏まえた総合的な対応を、
司法書士に相談するのが安心です。



相続登記に関するご相談は次のお問い合わせから、必要事項をご入力の上、送信ください。